DATE
名古屋市千種区
H様邸
バルコニー面積/約20坪
設計者/岡 真弓
OWNER'S ORDER
●眺められる和風の庭がほしい
●ベランダでも樹木やみどりがほしい
●物干しまでのウッドデッキがほしい
リビングとの調和を考え
癒しの純和風スペースへ
大手企業にお勤めのご夫妻。郊外に新築マンションをご購入されてのご依頼でした。 『リビングの大きな窓からベランダがよく見えるの。インテリアをあれこれ考えているうちに、純和風のお庭があったらいいなと思ったんです!』と奥様。
早速ご自宅にお邪魔したところ、広々としたリビングダイニングの雰囲気はまさしくジャパニーズモダン。横扉の奥には琉球畳の茶の間のあるシンプルながらも味わい深い造り。そこに面するベランダは幅10.0m、奥行き2.0mくらいの広さで、リビングダイニングの横幅すべてが大窓になっていました。
そこで私たちは、『癒しのほっこり和風空間』がコンセプトのプランをご提案しました。
例えば、打水された料亭の奥座敷の庭みたいな・・・。お客様のおもてなしに一役買ったり、ご夫婦の寛ぎタイムにゆっくり眺めてもらいたい・・・。そんな新たなご夫婦のライフスタイルを思い描きながら、リガーデンはスタートしました。
夜は行灯のあかりが灯る別世界
昼間には洗濯物も干す生活空間
この庭の主景は石臼の水鉢。ミカゲ切石・飛石でリズミカルな動線をとり、要所の庭石はあまり存在感を出しすぎないように据えました。プランの決め手は照明の使い方。水鉢に添えた行灯(あんどん)は、ほっこり感と上質な和空間を演出し、施主様が一目惚れして購入された飾り棚をスポットでライトアップ。
新葉・紅葉と季節感が楽しめるモミジ、繊細な緑葉が魅力のシホウチク、下草のツワブキ&ギボウシなどの樹木は、『ベランダはマンションの共用部』という制約のもと、地植えをあきらめ鉢植えで対応。また軽量化を考え、庭石にはフィリピン産の火山岩を使用したり、ミカゲ石は特注で通常よりもうすくカットするなどの配慮も。
エクステリア全体の配色は石のグレー、鉢の黄土色、ウッドデッキのこげ茶。内装やインテリアのイメージが延長するよう、統一感を重視して選びました。砂利は白グレーですが、振り込む雨によって濡れると淡いうぐいす色に変化するという優れもの。その日の天候によって変化する景観も「和」ならではの「粋」な演出です。
MODERN JAPANESE GARDEN
▲ 臼型水鉢の中には水草(ホテイアオイ)をいれて
▲ デッキの色は室内フローリングの合わせこげ茶に。板目も合わせて縦にしました
▲ リビングダイニング一面の窓から見えるベランダ
■ 設計者からひとこと
窓が大きく、お庭を造ったとき100%効果の出るベランダでした。夢をお持ちになるお二人を前に、こちらもアイデアがどんどん湧いてきました。イメージを共有しやすいよう、スケッチや写真または実物を見ながら打合せを重ね、出来上がりも喜んで頂けたようです。末永く、ほっこりタイムを楽しんでもらえたら本望です!
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